高級車の多くには昔からシートヒーターが装備されています。シートヒーターの存在すら知らない人はたくさんいますが、スイッチを入れるとシートが暖かくなす仕組みで冬など寒い時期にはたいへん重宝します。冬になると車のヒーターを使用しますが、エンジンが冷えている状態だと温かい空気は出てこないので車内が温まるまで時間がかかります。こうしたときにシートヒーターを使うと座席が温かくなり大変快適です。
このようなシートヒーターは昔から高級車には装備されていました。というのも高級車には革シートが装備されていることが多いのですが、革シートは表面が冷たいので、冬になるとシートの表面がとても冷たいという欠点があります。こういう時にシートヒータ―があると温かいので大変快適です。このため昔の高級車では革シートとシートヒーターがセットのオプションになっているという事がほとんどでした。
そんなシートヒーターですが、最近は高級車よりも価格が安い車にもシートヒーターが装備されるようになって来ました。これは価格が安い車にも革シートがオプションで装備されるようになってきたからで、こちらもセットオプション設定されていることがほとんどです。
また最近はコンパクトカーのような価格の安い車にもシートヒーターがオプション設定されるようになって来ました。こうした安い車は革シートではなくファブリックシートが装備されていますが、それでも冬の寒い時期になるとシートヒーターは大変有効です。ヨーロッパでは
昔から大衆車でもシートヒーターがオプション設定されていることが多く、日本でも採用されるようになってきたようです。シートヒーターはそんなに高価なオプションではありませんので、寒い地域に住んでいる人にはぜひおススメのオプションだと思います。
ところで、シートヒーターはエンジンがまだ温まっていなくてヒーターが効いていない車内が寒いときには有効ですが、ヒーターが効き始め車内が暖かくなるとそんなに必要なものではなくなってきます。むしろ背中やお尻が暑くなってしまうこともありますので、ドライブが始まって2~30分でスイッチを切るという人も多いと思います。
しかし、オープンカーが冬に屋根を開けて走る場合、常に外気にさらされているので、常に寒い状態になります。こうしたときには、常にシートヒーターを作動させておくと大変快適です。ですのでオープンカーを購入するときにはシートヒーターはぜひとも装備したいアイテムです。
そしてシートヒーターと並んで最近少しずつ増えてきたのが、シートベンチレーションです。これはシートヒーターの逆で冷風を出してシートを冷やすシステムです。これを装着している車は高級車の一部しかありませんが、夏には大変有効なオプションです。夏の暑い時期に革シートに座っているとエアコンを効かせていても体温で厚くなってきて蒸れることが良くあります。こうしたときにシートベンチレーションを作動させると大変快適です。シートヒーターは車内が温まって来るとスイッチを切るという人も多いと思いますが、シートベンチレーションはずっと作動させていることがほとんどで、一度これを使うとシートベンチレーションないカラーライフは考えられません。
シートヒーターはメーカーオプションで装着しますので車を購入してから装着することができません。ですので装着するかどうか迷ったら装着しておいた方が良いアイテムだと思います。また中古車を購入するときもシートヒーターが装備されている車を選ぶことをおススメします。特にオープンカーを購入するときにはシートヒーターが必須のアイテムだと思います。